ガス浸炭の特徴
ガス浸炭とは、炭化水素系ガスを主成分とする高温のガス中で、鋼材表面に炭素を侵入・拡散させてから急冷し、表面硬化層を形成する処理です。
主に、部材の耐摩耗性と疲労強度の向上を目的に行われます。
弊社では、ガス浸炭焼入れ・ガス浸炭窒化焼入れを行い、合金鋼、炭素鋼の微浸炭~深浸炭、マシニングツールなどの精密小物部品からシールド掘削用シールドカッター、重機・産業機械向けの変・減速機などの大型品まで幅広く対応しています。
主に、部材の耐摩耗性と疲労強度の向上を目的に行われます。
弊社では、ガス浸炭焼入れ・ガス浸炭窒化焼入れを行い、合金鋼、炭素鋼の微浸炭~深浸炭、マシニングツールなどの精密小物部品からシールド掘削用シールドカッター、重機・産業機械向けの変・減速機などの大型品まで幅広く対応しています。
①ガス浸炭焼入れ
◎表面の硬化向上
◎中心部の靭性向上
→強度・耐摩耗性が向上!
鋼の機械的性質は、炭素の含有量が大きく関係するため、低炭素の材料をガス内で加熱し表面に炭素を添加した後、焼入れを施すことで、疲労強度・耐摩耗性の向上を可能にしています。
☑対象品:炭素鋼・肌焼鋼・構造用合金鋼
☑ピット型
・設備有効寸法:Φ830×1200H
・最大処理重量:600kg
☑バッチ型
・設備有効寸法:700H×720W×1200L
・最大処理重量700kg
②ガス浸炭窒化焼入れ
◎強度・耐摩耗性向上
◎歪み低減
浸炭処理は通常930℃程度の高温処理を行うため、焼入れ時の変形・歪みが大きいという懸念点があります。ガス浸炭窒化焼入れでは、少量の窒化用ガスを混合させ材料表面に炭素と窒素の双方を付着させるため、約800℃の低温処理が可能です。また、合金成分の少ない低級鋼にも適用できます。
☑対象品:炭素鋼・肌焼鋼・構造用合金鋼
☑バッチ型
・設備有効寸法:700H×600W×1200L
・最大処理重量:700kg